the best 竹とんぼ

堀内孝雄 the best 竹とんぼ歌詞
1.竹とんぼ

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

「今は我慢しよう 俺たち一緒に
夢を飛ばしてきた 竹とんぼじゃないか」

砂を噛むような こんな人の世に
誰かひとりでも 信じ合えるなら
夢がささくれて 人生(みち)に迷ったら
酒でぬくもりを わかち合えばいい
涙よ お前に 負けた訳じゃない
背中が少し 淋しいだけさ
なんにもなかった 昔のように
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

「浮いたり沈んだり 泣いたり笑ったり
面白いよな ハハッ 人生って…」

もしも次の世に 生まれ変わっても
そうさ生き方を 恥じることはない
男泣きしても なぐり合いしても
胸の痛みなら わかりあえたから
時代よ お前に 負けた訳じゃない
心が少し 切ないだけさ
夕やけ 裸足(はだし)で 追いかけていた
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

涙よ お前に 負けた訳じゃない
背中が少し 淋しいだけさ
なんにもなかった 昔のように
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ


2.ガキの頃のように

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

もう少し時が 過ぎるまで
お前の胸で 眠っていたい
夜更けの街へとびだせば
本当はもっと 淋しくなるから

俺らしく そうさ 俺らしく
ここまで生きて 来たじゃないか
泣くんなら 泣いちまえ
涙がかれてしまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように

夢だけをかじり 笑っている
お前がいつも まぶしく見える
青春だけで 生きれたら
想い出なんかじゃまになるだけさ

俺らしく そうさ 俺らしく
昨日は 昨日 いいじゃないか
泣くんなら 泣いちまえ
このまま眠ってしまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように

泣くんなら 泣いちまえ
涙がかれて しまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように
ガキの頃のように


3.愛しき日々

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

風の流れの 激しさに
告げる想いも 揺れ惑う
かたくなまでの ひとすじの道
愚か者だと 笑いますか
もう少し時が ゆるやかであったなら

雲の切れ間に 輝いて
空しい願い また浮ぶ
ひたすら夜を 飛ぶ流れ星
急ぐ命を 笑いますか
もう少し時が 優しさを投げたなら
愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影

気まじめ過ぎた まっすぐな愛
不器用者と 笑いますか
もう少し時が たおやかに過ぎたなら
愛しき日々は ほろにがく
一人夕陽に 浮かべる涙

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影


4.春に追われて

作詞:堀内孝雄
作曲:川村栄二

桜(はな)よりも美しく この恋 散るならば
夢の中 いつまでも 抱かれていたい
愛された歳月を 心に宿しても
悲しみを取りだして 捨てること出来ない

あゝ 春に追われて 口紅ひとつ
綺麗なときは きっと短い

恨んでも 許しても 逢いたくなって
なみだ雨 こころ雨 洗い流して

指先が憶えてる この恋 噛み切って
ちがう人 愛せたら 泣いたりしない
優しさとぬくもりが 身体にしみこんで
切なさの 半分も 捨てること出来ない

あゝ 桜に追われて 夕月ひとつ
幸せなんか きっとまぼろし

離れても 遠くても 恋しくなって
忘れ雨 こころ雨 洗い流して

忘れ雨 こころ雨 洗い流して


5.遥かな轍

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

こうとしか 生きようのない人生がある

いつかお前が したのまぶたに
涙浮かべて 熱く語った
あの日 二人の にぎりこぶしも
想い映して 汗ばんでいた
心の中に それぞれの
聞きわけの悪い わらべ心さわぎ
重なり合わぬ 虹飛んでいた

逢えばお前は 今も変わらず
燃えるまなざし 投げつけてくる
その眼の中で 愚かしく
いとおしむように 夢抱きしめなおす
自分に何故か 歓んでいる

こうとしか 生きようのない人生がある
せめて 消えない 轍を残そうか

男の中の 蒼くさい
狂おしい夢が 激しく 駆けぬけて
遥かな轍 描き込んでいる

こうとしか 生きようのない人生がある
せめて消えない 轍を残そうか


6.影法師

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

人の優しさ 恋しい晩(よる)は
男泣きする 切ない胸が
この身をつつむ ぬくもりならば
愛じゃなくても 信じあえる

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

胸に灯(あかり)を ともした晩(よる)は
想い出だけが 心のねぐら
夢がちぎれて ひとりでいても
誰かを抱けば 忘れられる

心の傷なら 涙で洗って
逢いたい人なら この瞳(め)をつぶって
淋しい背中が お前の人生
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師


7.川は泣いている

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

愛することは 悲しみですか
生きていることは 夢なのですか
沈む夕陽に こぼす涙に
人はあしたを また探す
せめて駆けぬけた 若き日に
遥かな呼び声 呼び声送れ
二度ともどれぬ 時の流れに
ふりむくけれど 川は泣いている

散りゆくことが 人生ですか
老いてえくことが 淋しさですか
花の哀れに 雲のゆくえに
人は我が身を また映す
せめて過ぎ去った 青春に
谺す拍手を 拍手を送れ
二度と聴こえぬ 時のせせらぎ
たたずむけれど 川は泣いている

せめて駆けぬけた 若き日に
遥かな呼び声 呼び声送れ
二度ともどれぬ 時の流れに
ふりむくけれど 川は泣いている
ふりむくけれど 川は泣いている


8.遠くで汽笛を聞きながら


9.カラスの女房

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

お酒をのめば 忘れ草
いいことばっかり あんたは言って
カラスみたいに どこかへ帰る
それでも心底 惚れているから

一生このまま 待つだけの
電信柱でいいからさ
今度生まれりゃ あんたと暮らす
カラスの女房に なるからね

お酒に酔えば 膝枕
寝たふりしている あんたが好きよ
カラスみたいに 飛んでかないで
七つの子供が 恋しくたって

この世のどこかへ 逃げたって
夕やけ小やけは ついてくる
今度生まれりゃ あんたと暮らす
カラスの女房に なるからね

一生このまま 待つだけの
電信柱でいいからさ
今度生まれりゃ あんたと暮らす
カラスの女房に なるからね

カラスの女房に なるからね


10.恋唄綴り

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

涙まじりの 恋唄は
胸の痛さか 想い出か
それとも幼い あの頃の
母に抱かれた 子守唄
ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
飲めば 飲むほど 淋しいくせに
あんた どこにいるの
あんた 逢いたいよ

窓にしぐれの この雨は
あすも降るのか 晴れるのか
それとも 涙がかれるまで
枕ぬらして かぞえ唄
ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
泣けば 泣くほど 悲しいくせに
あんた 抱かれたいよ
あんた 逢いたいよ

ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
飲めば 飲むほど 淋しいくせに
あんた どこにいるの
あんた 逢いたいよ


11.二年坂


12.夢酔枕

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

泣きながら飲ませて あんたが逃げたから
からっぽの心に お酒をつぎたして
泣きながら飲ませて もう一度逢えたなら
昔のあたしに 今すぐもどれる

*外は雨 みぞれの雨 それとも涙の雨か
優しさなんか 恋しくないよ
ぬくもりなんか 欲しくはないよ
どうせ ひとりの 夢酔枕*

思い出よ酔わせて あたしが悪いから
生きてた今日まで 一番惚れていた
思い出よ酔わせて 涙が涸れるまで
あんたの他には 許してないから

外は雨 遣らずの雨 それとも未練の雨か
ため息つけば 面影だけが
灯を消せば 雨音だけが
どうせ ひとりの 夢酔枕

(*くり返し)


13.秋止符


14.夢吹川

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

心の旅よ 寂しさよ
何処へ行かん ちぎれ雲
夢吹川のせせらぎに
たたずむ人よ 母人よ

汽笛の音(おと)か 風の音(ね)か
故郷(ふるさと) 今は 遠すぎて
夢吹川の草枕
涙に暮れる 茜空

過ぎゆく季節(とき)よ 青春よ
夏まだ浅き 水芭蕉
夢吹川に浮かべれば
幼き友の 懐かしさ
夢吹川のせせらぎに
立たずむ人よ 母人よ
立たずむ人よ 母人よ


15.遠き日の少年

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

夏草の青き匂いに 寝そべれば
遠き日の少年が 野辺を駆けだす
瞳を閉じて浮かべれば 母の顔
恋しくて 切なくて 涙がこぼれる
泡沫の夢の中で 人は生きているけど
人生が二度あれば 愛する人のそばで
ゆるやかな時の流れ 選ぶことが出来る

冬なみが岩に砕ける 強さより
おだやかにこの胸で 誰か愛せたら
ひとひらの花びらに 立ち止まる
汚れなき優しさの 自分がいるはず
泡沫の時代の中で
人は散ってゆくけど
青春が二度あれば 愛する人を連れて
悔いのない生き方だけ 選ぶことが出来る

人生が二度あれば 愛する人のそばで
ゆるやかな時の流れ 選ぶことが出来る
悔いのない生き方だけ 選ぶことが出来る


16.青春